アメリカでホームレスに絡まれて感じた、自分を持って生きる大切さ
セーフコフィールド見学を楽しんだ帰り道のバーガーキング。
アメリカ滞在の中でも一番衝撃的だった出来事が起こりました。
ホームレスに絡まれる
叔母夫婦が注文している間、1人で席に座っていると
「Hey you!」
と声をかけられた。
ふと見ると、痩せた黒人の女性が目の前に立ってた。
ただならぬオーラを放つその人は、俺が英語得意じゃないとわかると、
めっちゃ怖い顔してこう言いました。
「Homeless!!」
うっわホームレスやんけ・・・
「Fish? Potatos? da;fj:ej?」
と英単語連発。全部食べ物。
あぁ物乞いしてんだな、と俺でもわかった。
怖すぎて、すべての要求に対してひたすら「No. No.・・・」と答えるしかない。
拉致られるんじゃないかと思ってたら、さっさと去って行きました。
しばらくすると、裕福そうな黒人の家族やおじさんが、女性にハンバーガーをおごってあげていました。
ホームレス大国アメリカ
自由の国!アメリカンドリーム!とポジティブな印象の強いアメリカですが、現実は厳しい格差社会。
ある程度裕福な人にとっては快適な環境である反面、ホームレスや地位の低い人々にとっては生きにくい。
滞在していたシアトルは比較的治安のいい場所ですが、それでも大量のホームレスがいました。
路上でテント生活してる人、車を改造して寝泊まりしてる人、高架下でレジャーシートひいて座ってる人。
しかもアメリカのホームレスはアクティブ。ガンガン絡んできます。
「HELP!」と書かれたダンボールを掲げて車にアピールしてる人なんてザラ。
「俺は戦争でこうなった」という文字を見たときは悲しくなりました。本当にそうなのかはわからないけどね。
若い人が想像より多かったのも衝撃でした。
自分を持って強く生き抜く
以前、元ヤ◯ザをヒッチハイクして、先入観を持つことの愚かさを学んだ・・・って記事を書きました。
でも、彼らは前科者であるとはいえ普通に生活できていたし、俺を乗せてくれるくらい精神的にも余裕がある人たち。
今回絡まれたのは生きていくのに精一杯で、明日の保証もない人。
他の人よりアウトローな人たちに先入観を持ってないと思ってたのに、いざ絡まれると心底ビビって拒否することしかできなかった。俺の考えの浅さを痛感させられた。
こんな生活をしている人もいるのに、自分はのんきに生きている・・・
俺が思っているよりも、社会とは厳しいものでした。
だからこそ、自分を強く持って生きていかなければならない。
社会がどうあれ、環境がどうあれ、結局は自分なんです。
もちろん友人や家族を頼ることも大事ですが、最後に頼りになるのは自分のみ。
AIの発達や不況で失業者が続出し、ホームレスや生活保護受給者も激増・・・
なんて未来が日本でも起こり得ます。本当に。
アメリカでそれを実感しました。
そんなときでも生き抜くためには、確固たる自分が必要なんじゃないかな。
以上20歳大学生の意見でした。